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川越市 水上製本所

和紙の機能美

日本の文化 -和紙-

 

和紙漉き

機能美溢れる和紙を、生活に

 ヨーロッパのペーパー業界の間でも注目度が高まりつつある和紙。「水上製本所」では、県内最大の和紙の生産地である小川町・東秩父村の「細川紙」や、鳩山町で作家さんが漉く「流泉紙」、そして群馬県桐生市・沼田市で生み出される和紙を取り扱っております。
 和綴じとは切っても切り離せない和紙。長く残したいものにこそ、機能美溢れる上質な和紙を用いた製本はいかがですか。

 

酸化しない高い耐久性

其の一  酸化しない高い耐久性

 洋紙は経年劣化しますが、和紙は酸化せず劣化しない点が最大の特徴です。数百年前に紡ぎ出された日本文学が現存している理由は、和紙が高い耐久性を誇るから。

 しかも和紙は繊維が長く破けにくいので、長く残したいものに最適なマテリアルなのです。

 

墨・油との抜群相性

其の二  墨・油との抜群相性

 墨や油との相性が良い和紙。
朱印帳として使用した場合、独特の油の滲み具合が洋紙の風合いとは全く異なります。
また墨や油が一度紙に浸透すると抜け落ちないため、
水に濡れても滲みません。

 事実、津波で流された寺社の書物が発見された後、
綺麗に洗浄・製本を行うことで元通りになりました。

 

繊維のみが織り出す軽さ

其の三  繊維のみが織り出す軽さ

 洋紙の場合はパルプに加え、繊維を繋ぎ合わせる石灰やコーティング剤など様々なものが入っているため、束にした際非常に重たいのです。
しかし和紙には何も添加されていません。

 原料である雁皮(がんぴ)・みつまた・楮(こうぞ)の軟らかい部分の繊維のみを使用しているため、非常に軽く優しい風合いが特徴です。

 

職人によって違う風合い

其の四  職人によって違う風合い

 和紙は産地や原材料だけでなく、作り上げる紙漉さんによっても全く印象や風合いが違います。

特に手漉き和紙の場合は、一枚一枚が完全オリジナル。差別化生産を行う「水上製本所」のコンセプトに似合う素敵な一枚を取り揃えておりますので、
まずは当店で本物の和紙を感じてみてください。